生理が正常な場合の期間や周期

稀に発生する異常な生理とは?

生理の異常として25日未満で出血を繰り返す頻発月経や、生理の期間が常に2日以内で終わるケースや8日以上続く希発月経の場合も異常の分類になります。
サイクルにおいては生理周期が正常な範囲を超えて39日以上3ヶ月未満のサイクルで繰り返される希発月経や、出血の中にレバーのようなかたまりが混じるような出血の量が多すぎる過多月経、逆に出血が少なすぎる過少月経などがあります。
これらの生理異常が単発で発生している場合過多月経なら子宮筋腫、ひどい月経痛の場合は子宮内膜症が、希発月経の問題の場合は無排卵性月経と言った要因が考えられます。
子宮筋腫や子宮内膜症の場合は30代~40代に発症しやすくなるとされます。

生理異常が全般的に発生しているケースでは、原因の一つに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:PolycysticOvarianSyndrome)があります。
卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない病気で若い女性に多いとされます。
この病気は月経周期が35日以上である事や月経が以前は順調だったのに現在は不規則になってしまったり、にきびが多くなってしまう事やなんだか毛深くなってしまうことや声が低くなったり肥満になってしまうという自覚症状が挙げられます。
この背景として卵巣内の男性ホルモンが多くなっている事があり特に毛深さや肥満低音声といった男性化徴候に関与しています。

多嚢胞性卵巣症候群による肥満の場合血中のインスリン濃度が高値になりやすく、血糖降下作用の減弱(インスリン抵抗性)によって排卵機能を低下させます。
そのため、結果として排卵障害が発生して、頻発月経や希発月経や過多月経や過少月経を引き起こしているのではないかとされています。
産婦人科のPCOの診断は血液中のホルモン検査やホルモン負荷試験、卵巣の超音波検査で行います。
超音波検査によって卵巣に普通より多い数の卵胞になっているのが確認できますが、腹腔鏡下手術で卵巣のごく一部をとって顕微鏡検査をするケースもあります。

異常な生理に気づいたら産婦人科へ行く

生理の異常である場合、産婦人科でなんらかの疾患によるものなのか診断することは重要で、もし多嚢胞性卵巣症候群や子宮筋腫や子宮内膜症といった婦人疾患であるなら速やかな治療が必要です。
これらの内、多嚢胞性卵巣症候群は年齢が若いうちに発症するケースが多く、放置すると排卵障害が進み、月経周期はどんどん長くなって妊娠がしづらい体質になる恐れが高くなることが挙げられます。
この病気は原因がはっきりしておらず内分泌異常か糖代謝の異常によるものではないかとされています。

よって根本的な治療方法がわかっていません。
そして治療としては排卵がおこりにくいことから、排卵誘発剤をつかって治療することになります。
多嚢胞性卵巣症候群を発症している場合健康な人と比べると有効域が狭いため、少量だと反応しないで逆に少し多くしただけで過剰反応するということになります。
注射に過剰に反応してしまって副作用として卵巣が3倍から4倍にはれ上がり、お腹に水がたまってふくれ血液が濃縮して卵巣過剰刺激症候群(OHSS:OvarianHyperStimulationSyndrome)になってしまうといったデメリットが発生することもあるのが難しいところです。

他には卵巣に穴をあける手術があり、行うことで薬に対する反応性がよくなったり自然に排卵する効果があり、半年から一年続き元に戻ることになります。
効果が上がらない場合は体外受精となります。

これらの治療方法は妊娠を望む場合に行われるもので、特に妊娠を希望していないならば月経を周期的に発生させる形の治療を行います。
治療方法としてはカウフマン療法とよばれるホルモン療法やホルモン剤による薬物療法があります。

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